Lucas, Chronicle;   ( last update : 2010/04/11)


リュカ. 本公演 ( Lucas [lyka] notes ) :

  
'06年11月 「vocalise
  '06年03月 「WHITE PHASE
  '05年11月 「Perfect Kitchen
  '05年01月 「恋愛における7つの症例 -Tricolore -
  '04年07月 「Leni
  '03年07月 「楽園
  '02年09月 「パーフェクトキッチン
  '99年10月 「GREEN
  '98年02月 「楽園 〜Le Paradis〜
  '96年01月 「White Phase

番外公演 ( Lucas [lyka] extra notes ) :

  
'04年05月 「それいゆ 〜soleil〜
  '97年08月 「ドレス (revised edition)
  
リュカ. 小さな作品展 ( Lucas [lyka] Small Works ) :

  
'05年09月 #03 「本の庭、暮れの丘
  '05年07月 #02 「緋色の屋根
  '05年03月 #01 「blanc
  
脚本提供 :

  
'07年08月 富士ロック 「恋愛
  
'05年10月 クロカミショウネン18 「ENDLESS LANE
  
'05年03月 souvenir 「FRAGILE
  
'03年02月 民藝 「White Phase -温室に棲むひと-
  
'00年06月 トイキノモト 「Mortal Channel

The Origin of Lucas [lyka] :

  '93年〜'94年 Suite


 
*チラシをクリックすると、拡大画像をごらんいただけます。



・'07年8月 富士ロック 「恋愛」
(脚本提供)

2007年佐藤佐吉賞 特別賞作品

'078月10日(金)〜12日(日)  王子小劇場

[出演] 板倉チヒロ(クロムモリブデン) 葛木英(メタリック農家)

『 たちはだかるもの 』
[脚本] 池田鉄洋(猫のホテル/表現・さわやか)
[演出] 森下亮(クロムモリブデン)

月とルチオ
[脚本/監修] 山中隆次朗(スロウライダー)

月に一度だけ 〜Only Once a Month〜
[作/演出] 渡邊一功(リュカ.)

泡−ユニットバスの人魚−
[脚本/演出] 葛木英(メタリック農家)
 


Design : Kinzoku Jo-ou

 若手の実力派俳優、クロムモリブデンの板倉チヒロとメタリック農家・葛木英が自ら企画・出演したふたり芝居四本立て公演。
 各作家は恋愛を主軸としそれぞれ、@むかし恋人だった男女(=「たちはだかるもの」)、Aこれかた恋人になる男女(=「月とルチオ」)、B肉体関係だけの男女(=「月に一度だけ」)、Cいま恋人である男女(=「泡・ユニットバスの人魚」)といったテーマの作品に挑む。
 


・'06年11月  リュカ.第10回公演+時間堂 「 vocalise (ヴォカリーズ) 」 - Lucas [lyka] 10th note (in alliance with Jikando)  "vocalise"

2006年佐藤佐吉賞 優秀演出賞 − 黒澤世莉(時間堂)
2006年佐藤佐吉賞 優秀照明賞 − 工藤雅弘(Fantasista?ish.)

'0611月2( 木)〜6日(月) 王子小劇場

[作] 渡邊 一功

[脚色・演出] 黒澤 世莉 (時間堂

[出演]  池田 ヒロユキ、境 宏子、こいけけいこ
鈴木 浩司、雨森 スウ、河合 咲、稲村 裕子
中田 顕史郎、根津 茂尚(あひるなんちゃら)

[制作] vocalise製作委員会
[共催] 時間堂

< → see "vocalise" on the blog >
 


Design : Ohta, Hajime (01ga graphics)

  とあるマンションの一室、姉妹が暮らす部屋。翻訳家の姉は編集者の男から依頼された文書を訳す。だがそのテキストは男にとって特別な意味を持っていた。
  同時刻。隣の部屋では若い夫婦が友人たちを招きホームパーティをひらいていた。会はなごやかに進んでいくかに見えたが、ふたりが別れ、夫はひとり海外へ旅立つという。その理由を知るのはふたりと夫の友人だけ。理由を告げず旅へ出るという夫のかたくなな態度に、周りのこころは揺らぎ始める。

  キャストの力量を活かした演出に定評のある時間堂の黒澤世莉を演出に迎え、王子小劇場主催・佐藤佐吉演劇祭へ挑んだ作品。


・'06年3月  リュカ.第9回公演 「 WHITE PHASE 」 - Lucas [lyka] 9th note "WHITE PHASE"

2006年佐藤佐吉賞 優秀作品賞
2006年佐藤佐吉賞 優秀舞台美術賞 − 太田創(01Ga.Graphics)
2006年佐藤佐吉賞 優秀宣伝美術賞 − 太田創(01Ga.Graphics)
2006年佐藤佐吉賞 優秀衣装賞 − 華咲薫・景山育美
 

'063月2( 木)〜6日(月) 
王子小劇場

[脚本・演出]

渡邊 一功


[舞台美術/宣伝美術]

太田創 (01ga graphics)

 


[出演]

池田 ヒロユキ
増戸 香織
境 宏子
宇和川 士朗
こいけけいこ
中川智明
山田佑美(無機王)
大塚秀記(つよしとひでき[trf])
中田 顕史郎

  巨大な温室に隣接する人里離れた研究所。作家野口はかつての恩師の招きでそこを訪れる。しかし彼を待っていたのは旧友たちとの再会と温室で栽培される麻薬性の薬草、そして思いがけぬ事故。事態は一晩のうちに急転し、居合わせた者達の想いが次々と交錯していく。
  劇団民藝でも上演された文化庁舞台芸術創作奨励賞作の、作者自身に.よる10年ぶりの初再演。また長らくフライヤーデザインを手がけてきた太田創氏も舞台美術に復帰。そして豪華な俳優陣を集めたリュカ.10年の集大成。


・'05年11月  リュカ.第8回公演 「 Perfect Kitchen 」 - Lucas [lyka] 8th note "Perfect Kitchen"

'0511月23(水)〜27日(日) 渋谷Gallery LE DECO 3

 


[脚本・演出]
渡邊 一功

[出演]
池田 ヒロユキ、境 宏子
宇和川 士朗、増戸 香織、渡辺 詩子、鈴木 浩司
中田 顕史郎、竹下 カオリ(tsumazuki no ishi)

  2002年初演作品を大幅に改訂、実力派の役者陣をキャストに迎え挑んだ再演。初演では作り込みを重ねた具象舞台を簡素な装置に一新し、脚本と演出、役者の演技のみで1時間40分の二幕芝居に挑む。
 

 


Design : Ohta, Hajime (01ga graphics)



'0510「ENDLESS LANE」
(脚本提供)


'05年10月 都電荒川線車内

[ 脚本] 渡邊  一功
[演出] 野坂 実(クロカミショウネン18)

  都電荒川線を借り切り片道2本、往復で4本の芝居を上演したオムニバス。野坂実氏の演出するクロカミショウネン18へ脚本提供したのは20分の短編作品「ゆきの路、かえりの路」。荒川線に乗り込む二人の女性と、三人の会社員。久々に帰省する妹を迎えに行った姉と、父との再会を嫌がる妹。一方、初プレゼンで緊張する新入社員をからかう上司と同僚のOL。たまたま電車に乗り合わせた二組をコミカルなタッチで描く。



・'05年9月 リュカ. 小さな作品展 #03 + 小宮晶個展 「 本の庭、暮れの丘 」       


'05年9月29日(木)〜10月2日(日) 新宿眼科画廊

[ 脚本] 渡邊  一功
[演出] 池田 ヒロユキ

[出演]
境 宏子、増戸 香織、渡辺 詩子、池田 ヒロユキ、こいけけいこ、小林タクシー(ZOKKY)

  「緋色の屋根」に続く「パーフェクトキッチン」のサイドストーリー。
  結婚から二年後、長男の死後。イラストレーターの姉が開いた個展を訪れる弟や妹。編集者、アシスタント、そして死んだ兄の妻。一枚の絵を発端に物語は予期せぬ混乱へ。
  前作同様、独立した作品として構成。イラストレーター・小宮晶の絵画個展とコラボレーションをはかり「個展」という舞台設定で挑んだ45分の短編。
 

Illustration : Komiya, Akira
Design : Ohta, Hajime (01ga graphics)



・'05年7月 リュカ. 小さな作品展 #02 「緋色の屋根」 - Lucas [lyka] Small Works #02 "a Roof of Scarlet"       


'05年7月29日(金)〜31日(日) 新宿眼科画廊

[ 脚本] 渡邊  一功
[演出] 池田 ヒロユキ

[出演]
増戸 香織、宇和川 士朗、境 宏子、池田 ヒロユキ

  同年11月の「パーフェクトキッチン」再演を前に書き下ろしたサイドストーリー。画廊の清廉な空間を活かし椅子だけの簡易な装置で臨み、独立した作品としても観劇可能な40分の静かな短編。
  結婚を迎えた長男と相手の女性、両家族の顔合わせの日。長男の妹と弟、そして結婚相手が入れ替わりにホテルのロビーへ現われる。ふとした会話の折、兄は妹に自分たちが住む家のルーツを語り始める。
 

 

Design : Ohta, Hajime (01ga graphics)

 



'053
souvenir 「 FRAGILE 」 - Lucas writes for souvenir (脚本提供)


'05年3月 渋谷Gallery LE DECO 5

[ 脚本] 渡邊  一功
[演出] 宇和川 士朗

  旗揚げ時からリュカ.へ参加の宇和川士朗が主宰するsouvenirへ書き下ろした作品。作者初の一幕劇。
  閑散とした浜辺にある建てかけの一軒家。盲目の女性が男に手を引かれてやってくる。そこへ現われる女性の元婚約者。彼は彼女の失明を理由に婚約を破棄したのだが、それを謝罪するため彼女と共に住むはずだった家へ呼び出す。しかし彼女を連れてきた男は失明の原因となった事故の加害者だった。
家出した少女を利用し犯罪をたくらむ若者、少女を迎えに来た姉、謎のホームレスなどの出入りにより事態は思いがけぬ方向へ。
  「家族になれなかった者たち」の姿を描いた痛みと切なさの物語。
 

 

Design : Onuma, Hinako



・'05年3月 リュカ. 小さな作品展 #01 「blanc」 - Lucas [lyka] Small Works #01 "blanc"  

'05年 3月4日(金) & 13日(日)  阿佐ヶ谷クラシック喫茶 「ヴィオロン」

[作/演出] 渡邊  一功
[出演] 境宏子、中田顕史カ

“カフェやギャラリーなどの非劇場空間“、“照明・音響効果に頼らない芝居”、”フットワークの軽いユニット”をコンセプトに開始したシリーズの第1回。『恋愛における7つの症例』で好評を博した短編「blanc」を趣きのあるクラシック喫茶で上演。
 



・'05年1月  国民デパリ×リュカ. 2タイトル公演 「 恋愛における7つの症例 〜Triclore〜」
  - kdp×lyka presents "7 Cases of Symptoms in Love -Tricolore-"      

2005年佐藤佐吉賞 優秀演出賞 − 渡邊一功
2005年佐藤佐吉賞 優秀主演男優賞 − 中田顕史郎
2005年佐藤佐吉賞 優秀主演女優賞 − 境宏子
2005年佐藤佐吉賞 優秀宣伝美術賞 − 太田創(01ga Graphics)
 

'05年1月14日(金)〜17日(月) 王子小劇場

ヴィジュアルを活かした巧みな演出で定評のある国民デパリ(kdp)との合同公演。壁面と床を白一色に統一し、水を張ったバスタブを用いた華麗な舞台上で繰り広げられる「恋愛」をテーマにした5つの作品からなるオムニバス。うち1作はリュカ.・渡邊一功と国民デパリ・遠山浩司氏による合作。

[作/演出] 渡邊  一功、 遠山 浩司(国民デパリ

『 キミに岡村靖幸がどんなにすごいかこっそり教えてあげる 』
[作/演出] 遠山浩司  [出演]森下亮(クロムモリブデン)

『 いたいみたい したいみたい 』
[作/演出] 遠山浩司  [出演] 奥田ワレタ、伯美乃里
森下亮、金澤鈴恵、板倉チヒロ (以上クロムモリブデン)

Tricolore 『 rouge 』
[作] 渡邊一功  [演出] 遠山浩司
[出演] 五十嵐操、田邉恵弥、倉田 大輔
折尾 陽児(キューブユナイテッドワークス)
山崎 由貴(マグネシウムリボン)

Tricolore 『 bleu 』

[作/演出] 渡邊一功
[出演] 池田ヒロユキ、増戸香織、こいけけいこ
、宇和川士朗

Tricolore 『 blanc 』
[作/演出] 渡邊一功
[出演] 境宏子、中田顕史カ

「rouge」: 仕事一筋のデザイナー、不満が募るスタイリスト、優雅に暮らすイラストレーター。彼女たちの作品を使う軽薄なディレクター、そして売れない路上書家。都内のあるデザイン事務所を中心に繰り広げられる5人の恋愛模様を軽快に描いた物語。
 
 「bleu」: とある時代、とある病院の一室。ビニールで覆われた無菌室でひとり薬液の浴槽に浸る女。「病気」に冒された彼女を見舞うためひとりの男が現われる。これまでの作品とは大きく異なる台詞に寄らない戯曲をもとに独特の世界を作り出し、満たされない愛を静謐の中で描いた作品。
 
 「blanc」: 数学者とその妻。何気ない日常に見える風景は彼女の死後のもの。「居なくなった」はずの彼女と変わりない日常を過ごしていた男だが、些細なきっかけから彼女の存在理由に気付く。忘れられない記憶と遠い思い出を描いた優しく、切ないおとぎ話。

Design : Ohta, Hajime (01ga graphics)



・'04年7月  リュカ.第6回公演 「Leni」 - Lucas [lyka] 6th note "Leni"

2004年佐藤佐吉賞 優秀助演男優賞 − 中川智明
2004年佐藤佐吉賞 優秀宣伝美術賞 − 太田創(01ga Graphics)


'04年7月15日(木)〜19日(月・祝) 王子小劇場

[脚本]
渡邊 一功

[演出]
池田 ヒロユキ

[出演]
境宏子
増戸香織
宇和川士朗
こいけけいこ
渡辺詩子
石田潤一郎
鈴木浩之
宮田和美
 佐野みかげ(劇団前方公演墳)
山田佑美(無機王)
中川智明
中田顕史郎


史上に残る傑作「オリンピア」の監督にもかかわらず、ナチ加担者と見なされ戦後非難を浴びた20世紀最高の最も不遇なヒロイン、レニ・リーフェンシュタール。波乱に満ちた彼女の人生をモチーフに近未来の混乱した日本を描いた変則的な二幕劇。

第一幕。未曾有の恐慌と政治混乱に乗じて勢力を伸ばしてきた「組織」。だが彼らはある事件をきっかけにマスコミを敵に回し存亡の危機にあった。「レニ」と呼ばれた女性の存在、そして終焉を迎えた組織に属する男達の姿を熱いタッチで描く。
二幕目。一幕から遡ること二年。時勢は恐慌と政治混乱の最中、都内の一軒家では作家、写真家、画家など芸術家の卵たちが共同生活を営んでいた。その中のひとりに「レニ」。だが「組織」に見出されひとり成功を収めつつある彼女に対して反感を覚える者は多く、ルームメイト達は彼女の去就をめぐり意見を異にする。時代に翻弄されながらも強かに生きる女性たちの姿を軽快な会話を主体に描く。


Design : Ohta, Hajime (01ga graphics)



・'04年5月  リュカ. PRE FIX 参加作品 「 それいゆ 〜 岸田國士 『紙風船』 より 〜 」 - Lucas [lyka] extra note "soleil"

2004年佐藤佐吉賞 最優秀主演男優賞 − 中田顕史郎
 

'04年5月4日(火)/5日(水) 王子小劇場

[作/演出]
渡邊一功

[出演]
中田顕史カ、こいけけいこ

ドラマカンパニー主催の演劇・パフォーマンス総合イベント「PRE FIX」。リュカ.は時間堂、国民デパリとともに岸田國士の名作短編に挑戦。日曜の昼下がりを舞台に年の離れた夫婦の幸せな日常を描く。『紙風船』をモチーフとしながらリュカ.のテイストをふんだんに盛り 込みオリジナル作品とした傑作短編。


Design : Ohnishi, Teruko



・'03年7月  リュカ.第5回公演 「楽園」 - Lucas [lyka] 5th note "Le Paradis"

'03年7月16日(水)〜20日(日) 渋谷 Gallery LE DECO 5

[作・演出]
渡邊一功

[出演]
宇和川士郎、増戸香織
池田ヒロユキ、境宏子
斎藤真吾(010534J)、他

98年に第2回公演で初演、好評を博した作品の改訂再演。歳を重ね登場人物の実年齢に近づいた役者陣と演出により、夫婦の関係を巧みに描写。前回公演「パーフェクトキッチン」を踏襲し劇場とは異なる空気を有したギャラリーに舞台と客席を構築。客席も含め2,000冊の古書を配した舞台美術と、フラットな舞台と客席により登場人物の息遣いを感じることが出来るリアリティあふれる作品。
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Design : Ohta, Hajime (01ga graphics)



・'03年2月  劇団民藝公演 「WHITE PHASE -温室に棲むひと-」

'03年1月31日(金)〜2月9日(日) 紀伊国屋サザンシアター

[作]渡邊一功
[演出]兒玉庸策

[出演]
稲垣隆史、竹内照夫、白石珠江
西川明、境賢一、中地美佐子、
伊東理昭、相葉早苗、片岡めのら

[装置] 加藤ちか
[照明] 前田照夫
[効果] 岩田直行
[衣装] 金田正子
[舞台監督] 丹野郁弓

平成12年度(第23回)文化庁舞台芸術創作奨励特別賞作品、『White Phase -改訂版-』の日本劇団協議会主催による創作劇奨励公演。初版に加筆を重ねた新たな脚本を、新劇の雄、劇団民藝が上演。


Design : Ohta, Hajime (01ga graphics)



・'02年9月  リュカ.第4回公演 「パーフェクトキッチン」 - Lucas [lyka] 4th note "Perfect Kitchen"

'02年9月12日(木)〜15日(日) 渋谷 Gallery LE DECO 3

[作・演出]
渡邊一功

[出演]
宇和川士郎、境宏子、小野幸久
池田ヒロユキ、石田潤一郎、増戸香織
小宮晶(トイキノモト)、渡辺詩子(SPARKO)

男女2人ずつの4人兄弟。その日は亡くなった兄の三回忌。だがイラストレーターの姉は仕事に追われる最中。そこへ現れる編集者とアシスタント。久々に仕事場を訪れた編集者の口からその日が〆切であったことが発覚する。さらには姉の元亭主が現れたことで仕事場はパニックに。
一方、兄の法要を終えた弟が帰宅すると実家を出てきた妹が部屋に。そして舞台上にはもうひとり、死んだ兄の姿がある。弟は偶然見つけた日記のため兄の幻想に悩まされていた。そんなところへ兄の未亡人が現れ物語は意外な展開へ。
二幕からなる構成でそれまでとは大きく変化した作風、そして「非劇場」である空間に構築された独特の舞台。それらを背景に描かれた兄弟と家族の、幸せの物語。
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design: Ohta, Hajime


・'01年3月 「White Phase(改訂版)」 で平成12年度(第23回)文化庁舞台芸術創作奨励特別賞を受賞


・'00年6月  トイキノモト・ プロデュース 「Mortal Channel」 

'00年6月   阿佐ヶ谷アートスペース・プロット

[演出]
池田ヒロユキ

[脚本]

 「スキズキ」
「業務に関する二、三」
「人生定時」
「炊ぎせる日々」
「アンブレラ」
「地球儀」
  斎藤拓(Belmondo)
小宮晶(トイキノモト)
鈴木規純(マダムゴールドデュオ)
山本郁
渡部みつる
渡邊一功 (リュカ.)


[出演]
石倉 マリ
渡邊一功(リュカ.)
鈴木規純(マダムゴールドデュオ)
池田ヒロユキ
太田希望

出身のまったく異なる作家6人が書き下ろした二人芝居を、いずれも「主演・太田希望」で挑んだオムニバス作品。リュカ.渡邊は初の短編「地球儀」を脚本として提供、自作を含め「業務に関する二、三(作・小宮晶)」、「炊ぎせる日々(作・山本郁)」の三本に出演。


・'00年3月  渡邊一功 作「White Phase」が鞄結}文化村シアターコクーン主催のコクーン戯曲賞、最終候補7作に選出。


・'99年10月  リュカ.第3回公演 「GREEN」 - Lucas [lyka] 3rd note "GREEN"

'99年10月9日(土)〜11日(月) 渋谷SpaceEDGE

[脚本・演出]
渡邊一功

[出演]
池田寛之、境宏子、宇和川士郎、増戸香織
笠島清剛、小林隆(Chintao Records)

都内のスタジオに集まったかつての映画仲間達。だが時間は彼らを昔とは違う姿に変えていた。スランプに悩む映像作家、借金を抱えたアンティークショップの経営者、過去を清算するためにある計画を企てる雑誌記者。そして謎の少年と不審な荷物の出現により、彼らの想いは揺らぎと歪みを見せ始める。青春末期の群像を描いた、現代の街で起こる優しさと切なさの物語。
< → see photographs >

 

green.jpg (20300 バイト)
design: Ohta, Hajime


・'98年2月  リュカ.第2回公演 「楽園」 - Lucas [lyka] 2nd note "Le Paradis"

'98年2月26日(木)〜3月1日(日)   阿佐ヶ谷アートスペース・プロット

[脚本・演出]
渡邊一功

[出演]
宇和川士郎、境宏子、増戸香織、小野幸久
佐々木潤・小林健太(Chintao Records)

フリーライターのカオルはインタビューのためベストセラー作家向井の家を訪れる。だが彼の妻ヨウコの口から思いがけぬ事実が発覚していく。未完の小説「楽園」を軸に、葛藤するライターと編集者、作家とその妻の姿を交錯する3つの時間の中で描いた物語。


design: Ohta, hajime


・'97年8月  Suite avec Lucas 「ドレス(revised edition)」

'97年8月29日(金)〜31日(日)  上智小劇場

[脚本・演出]
渡邊一功

[出演]
宇和川士郎、境宏子、稲川光
山本尚明、木村真由子、小林健太
太田麻希子、小野幸久

作者処女作の再演。一新されたキャストと新たなエンディング、そしてイレギュラーに構築された舞台上に備え付けた10台のモニターにより映像とのコラボレーションを図った実験作。

dress-r.jpg (13512 バイト)
design: Nagatani, naoko


・'96年1月  リュカ.第1回公演 「White Phase」 - Lucas [lyka] 1st note "White Phase"

'96年1月17日(水)〜21日(日)  上智小劇場

[脚本・演出]
渡邊一功

[出演]
境宏子、平野祐正、宇和川士郎
増戸香織、山本尚明、伊藤野里子
谷口智子、川村佳男
渡邊一功、他

巨大な温室に隣接する人里離れた研究所。作家野口はかつての恩師の招きでそこを訪れる。しかし彼を待っていたのは旧友たちとの再会と温室で栽培される麻薬性の薬草、そして思いがけぬ事故。事態は一晩のうちに急転し、居合わせた者達の想いが次々と交錯していく。

whitephase.jpg (14803 バイト)
design: Ohta, hajime


・'95年9月  Suiteを後進の手に委ね、上智劇研から独立した新劇団 「リュカ.」を旗揚げ。


・'94年11月  Suite 3rd mov.「flow

'94年11月11日(金)〜13日(日) 上智小劇場

[脚本・演出]
渡邊一功

[出演]
境宏子、宇和川士朗、桜井学
山本尚明、石田潤一郎、谷口智子、成田あゆみ
伊藤野里子、濱口真理、安岡千恵
増戸香織、平野祐正、他

再開発問題で揺れる街。そこに住む再開発を推し進めようとする兄とそれに反対する弟、そして自閉症でありながら街を見守り続ける少女。街をめぐる事態は深刻化し、衝突する再開発推進派と反対派の抗争に巻き込まれた兄弟は対立を深めていく。言い出せない言葉、割り切れぬこころ。様々な想いが交錯する優さと悲しみの物語。

flow.jpg (12567 バイト)
design: Takano, ai

 


'94年6月  Suite 2nd mov.「ドレス

'94年6月17日(金)〜19日(日) 上智小劇場

[脚本・演出]
渡邊一功

[出演]
宇和川士郎、堺野裕行、桜井学
佐護涼佳、須藤幸恵、谷口智子
増戸香織、山本尚明

二年前に失踪した夫を捜して欲しいという女の依頼を受けた探偵・中原は、彼の足取を求め調査を始める。だが捜査を進めるうちに中原は次第に彼女に心を惹かれていき、やがて……。安部公房の「燃え尽きた地図」をモチーフとした作者処女戯曲。

dress.jpg (8283 バイト)
design:Tsubokawa, mitsutaka/Kosaka, kiyoshi


・'93年11月  Suite 1st mov.「MOON

'93年11月26日(金)〜28日(日) 上智小劇場

[脚本]
如月小春

[演出]
渡邊一功 

[出演]
境宏子、宇和川士郎、佐護涼佳
山本尚明、成田あゆみ、堺野裕行
谷口智子、森重孝、須藤幸恵

ありふれた日常を過ごす夫婦。そこへ訪れたひとりの男。男は夫の外泊中の隙を狙い、彼から夫としての立場や仕事を奪ってしまう。「元」夫となってしまった彼は妻を取り戻すために奔走するのだが……。不条理な日常を軽いタッチで描いた如月小春の名作。

moon.jpg (17091 バイト)
design: Kigasawa, tomoko


・'93年7月 上智大学演劇研究会にリュカ.の母体となる劇団 「Suite」を旗揚げ。


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